現場でのリカバリー

技術・小ネタ K.N 2019/08/26
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私たちは、グラフィックやディスプレイのプランニングデザインから
製作、施工まで一貫して行っている会社ですが、今回は施工現場のお話です。

特に展示会の現場に焦点を当ててみます。

展示会は開催期間が決まっていて、施工期間が短いため、失敗の出来ない現場です。
特にオープン前日の夜間現場では、すでに製作工場が営業終了していることから、
何かあった場合の再製作が困難なため、施工ミスが命取りになります。

今回は、過去の施工ミスをリカバリーした事例をご紹介します。

 朝10時開催の某展示会で、その施工ミスが起こりました。
4時間前の明け方6時のことでした。

同サイズで類似絵柄の大判出力シート(1800㎜X1200㎜)2枚を、
黒経師下地の壁に間違えてあべこべに貼ってしまったことです。

すでに現場が始まって8時間が経過していて、集中力が途切れたうっかりミスといえます。

すぐに再製作をするため、工場の人間に連絡をとりましたが、急いでも工場に到着できるのが8時。
それから出力して現場に運搬しても10時ギリギリでとても施工する時間がないということが判明しました。

そこで現場スタッフみんなで考えた解決方法とは?

  1. 出力シートの端ギリギリでカッターを入れる。
  2. 下地の経師ごと剥がす。(以外ときれいに剥けます。)
  3. 剥がした出力シートの裏に四方両面テープを仕込む。
  4. 剥がした面の正規の位置へ貼り込み。(袋貼りといいます。)

貼り込んだ後の隙間を無くすため、(同寸のためピッタリには貼れない)事前に
黒ポスカで剥がした壁面の周囲を塗ってから貼り込みました。
結果、見た目もほとんど分からず、お客様にも納得していただきました。

しかし、この事例ではうまくいきましたが、うっかりミスは命取りです。
現場の管理者は、常に集中力を切らさずに、安全、品質、スケジュール管理に
取り組むことが必要だと感じた現場でした。
また、万が一ミスをした時も、あきらめない気持ちが大切ですね。

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