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  • DTP&印刷

印刷物の種類

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こんにちは。
本日は印刷物の種類について。
このカテゴリを知っているだけで意外なところでこの知識が活かせるかも?

書籍
書籍は長期間販売されることを視野にいれた印刷物のことを指します。
ハードカバーなど表紙がつくものに関しては表紙の加工に、特色、特殊加工を施すものも少なくはありません。
印刷物としての書籍の歴史は各国古いがこと日本に関していうと幕末から明治にかけてヨーロッパの活版印刷の技術が伝わり、戦後には製本の工程も機械化され大量生産可能な印刷インフラが整ったとされています。

ちなみに「並製本」と呼ばるものは通称『ソフトカバー』と呼ばれ表紙と本文が一体となっているのが特徴です。
表紙が丈夫な板紙できたものを『上製本』『ハードカバー』と呼びます。

 

雑誌/フリーペーパー
雑誌は月刊誌、週刊誌、季刊誌など定期的な発行物として扱われる傾向にあります。
基本的には保存は視野におかれてはいませんが古書店などでは高額な雑誌なども見受けられ、意図とは別でコレクターズアイテムになる場合もしばしば。

先ほども触れましたが、基本的に雑誌は保存などよりも安価でスピーディーかつ大量生産という点に重きを置いています。
そのため、多くの雑誌では針金で綴る『中綴(と)じ』や、背を糊付けして固定する『無線綴(と)じ』などの製本方法が主流です。

 

新聞
メディアとしては、かつて花形の印刷物であった新聞ですが昨今のスマートフォンの利用率、メディアサイトなどで大きく立ち位置が揺らいでいる印象です。
媒体としてはニュース以外にキャンペーン広告/広告媒体しての情報もあります。
印刷的な側面では大型の用紙を折り重ねるのみのシンプルな仕様。

 

チラシ/パンフレット
宣伝広告のための印刷物。
顧客の目を引くためのデザインや加工に手をかけるものから2色印刷のような工夫を凝らしたものまで、幅広い手法が使われています。
とくに紙の選定は雑誌の表紙同様に、紙のよって印刷の印象も変わるため凝った印刷物を求める場合には紙の選定も重要になってきます。

大きな区分としては
・パンフレット/リーフレット:簡易的に綴じられた小冊子
・フライヤー:1枚もののチラシ
というわけ方です。

 

パッケージ
店頭(スーパー、百貨店)などで消費者が手にする製品など。
そのメディアの種類は豊富で紙箱、プラスチック、ペットボトル、缶などがあります。
特徴としては「目を引くデザイン、色使い」などが特徴なので、質感など細部に拘った設計になることが多いです。
主にスクリーン印刷が使われる傾向にあります。

 

その他の印刷物
上記以外にも様々な印刷物はあります。
たとえば
・伝票類
・封筒
・名刺
etc

大きいものだと
・バス、鉄道のラッピング
・壁紙
などです。

 

 

印刷物は生活に密着しています。
様々なものに印刷が使われており印刷方法も様々です。
どのようなものを?なんのために?を考察しながら印刷を作成すると新しいアイディアが浮かんでくるかも?

本日はカンタンなカテゴリを紹介しました。